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std::ostrstream

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入出力ライブラリ
入出力マニピュレータ
Cスタイルの入出力
バッファ
(C++98で非推奨)
ストリーム
抽象
ファイル入出力
文字列入出力
配列入出力
(C++98で非推奨)
ostrstream
(C++98で非推奨)
(C++98で非推奨)
同期化出力
エラーカテゴリインタフェース
(C++11)
 
 
ヘッダ <strstream> で定義
class ostrstream : public std::ostream
(C++98で非推奨)

クラス ostrstream は配列を背後に持つストリームに対する出力操作を実装します。 実質的に生の配列の入出力デバイス実装 (std::strstreambuf) を std::basic_ostream の高水準インタフェースにラップします。

ostrstream の一般的な実装は非継承データメンバ、 std::strstreambuf 型のオブジェクトをひとつだけ保持します。

目次

[編集] ノート

str() の呼び出し後の freeze(false) の呼び出しは、デストラクタが必要な時にバッファを解放できるようにすることが要求されます。

C の文字列として結果を使用する str() を呼ぶ前に、一般的には std::ends を使用して、バッファをヌル終端しなければなりません。

ostrstream は C++98 以降非推奨です。 推奨される代替品は std::ostringstream および boost::iostreams::array_sink です。

[編集] メンバ関数

strstream を構築し、オプションでバッファを確保します
(パブリックメンバ関数) [edit]
strstream を破棄し、オプションでバッファを解放します
(仮想パブリックメンバ関数) [edit]
紐付けられている strstreambuf へのポインタを取得します
(パブリックメンバ関数) [edit]
出力バッファにアクセスします
(パブリックメンバ関数) [edit]
自動再確保を無効化または有効化します
(パブリックメンバ関数) [edit]
書き込まれた文字数を取得します
(パブリックメンバ関数) [edit]

std::basic_ostream から継承

メンバ関数

書式付き出力
書式付きデータを挿入します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
書式なし出力
文字を挿入します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
文字のブロックを挿入します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
位置設定
出力位置指示子を返します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
出力位置指示子を設定します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
その他
ベースとなるストレージデバイスと同期します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]

メンバクラス

出力操作用にストリームを準備するための基本ロジックを実装します
(std::basic_ostream<CharT,Traits>のパブリックメンバクラス) [edit]

std::basic_ios から継承

メンバ型

メンバ型 定義
char_type CharT
traits_type Traits
int_type Traits::int_type
pos_type Traits::pos_type
off_type Traits::off_type

メンバ関数

状態関数
エラーが発生していない (すなわち入出力操作が使用可能) かどうか調べます
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
ファイル終端に達したかどうか調べます
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
エラーが発生したかどうか調べます
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
回復不可能なエラーが発生したかどうか調べます
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
エラーが発生したかどうか調べます (fail() の同義語です)
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
(C++11未満)(C++11以上)
エラーが発生していないかどうか調べます (!fail() の同義語です)
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
状態フラグを返します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
状態フラグを設定します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
状態フラグを変更します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
書式
書式情報をコピーします
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
フィル文字を管理します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
その他
例外マスクを管理します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
ロケールを設定します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
紐付けられているストリームバッファを管理します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
結び付けられているストリームを管理します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
文字をナロー化します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]
文字をワイド化します
(std::basic_ios<CharT,Traits>のパブリックメンバ関数) [edit]

std::ios_base から継承

メンバ関数

書式
書式フラグを管理します
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
特定の書式フラグをセットします
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
特定の書式フラグをクリアします
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
浮動小数点操作の10進精度を管理します
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
フィールド幅を管理します
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
ロケール
ロケールを設定します
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
現在のロケールを返します
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
内部の拡張可能な配列
[静的]
pword() および iword() へのインデックスとして使用するのに安全な、プログラム全体で一意な整数を返します
(std::ios_baseのパブリック静的メンバ関数) [edit]
必要であればプライベートな記憶域をリサイズし、指定されたインデックスの long 要素にアクセスします
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
必要であればプライベートな記憶域をリサイズし、指定されたインデックスの void* 要素にアクセスします
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
その他
イベントのコールバック関数を登録します
(std::ios_baseのパブリックメンバ関数) [edit]
C++ と C の入出力ライブラリが相互運用可能であるかどうかを設定します
(std::ios_baseのパブリック静的メンバ関数) [edit]
メンバクラス
ストリームの例外
(std::ios_baseのパブリックメンバクラス) [edit]
標準ストリームオブジェクトを初期化します
(std::ios_baseのパブリックメンバクラス) [edit]

メンバ型および定数

説明
ストリームのオープンモードの型

以下の定数が定義されます。

定数 説明[edit]
app 各書き込み前にストリームの終端へシークします[edit]
binary バイナリモードで開きます[edit]
in 読み込み用に開きます[edit]
out 書き込み用に開きます[edit]
trunc 開くときにストリームの内容を破棄します[edit]
ate 開いた直後にストリームの終端へシークします[edit]

(typedef) [edit]
書式フラグの型

以下の定数が定義されます。

定数 説明[edit]
dec 整数の入出力に対して10進数を使用します。 std::dec を参照してください[edit]
oct 整数の入出力に対して8進数を使用します。 std::oct を参照してください[edit]
hex 整数の入出力に対して16進数を使用します。 std::hex を参照してください[edit]
basefield dec|oct|hex。 マスク操作に便利です[edit]
left 左詰め (フィル文字を右に追加します)。 std::left を参照してください [edit]
right 右詰め (フィル文字を左に追加します)。 std::right を参照してください [edit]
internal 内部詰め (フィル文字を内部の指定された位置に追加します)。 std::internal を参照してください [edit]
adjustfield left|right|internal。 マスク操作に便利です [edit]
scientific 科学表記を使用して浮動小数点型を生成します (fixed と組み合わせた場合は16進表記)。 std::scientific を参照してください [edit]
fixed 固定表記を使用して浮動小数点型を生成します (scientific と組み合わせた場合は16進表記)。 std::fixed を参照してください [edit]
floatfield scientific|fixed。 マスク操作に便利です [edit]
boolalpha bool 型をアルファベット形式で挿入および抽出します。 std::boolalpha を参照してください [edit]
showbase 整数の出力に対して数値の基数を表す接頭辞を生成し、金額の入出力に対して金額指示子を要求します。 std::showbase を���照してください [edit]
showpoint 浮動小数点数の出力に対して小数点を無条件に生成します。 std::showpoint を参照してください [edit]
showpos 非負の数値の出力に対して + 文字を出力します。 std::showpos を参照してください [edit]
skipws 特定の入力操作の前に先行するホワイトスペースをスキップします。 std::skipws を参照してください [edit]
unitbuf 各出力操作の後に出力をフラッシュします。 std::unitbuf を参照してください [edit]
uppercase 特定の出力操作で特定の小文字を同等な大文字に置き換えます。 std::uppercase を参照してください [edit]

(typedef) [edit]
ストリーム状態の型

以下の定数が定義されます。

定数 説明[edit]
goodbit エラーなし [edit]
badbit 回復不可能なストリームのエラー [edit]
failbit 入出力操作が失敗しました (書式エラーまたは抽出エラー) [edit]
eofbit 紐付けられている入力シーケンスがファイル終端に達しました [edit]

(typedef) [edit]
シーク方向の型

以下の定数が定義されます。

定数 説明[edit]
beg ストリームの先頭 [edit]
end ストリームの終端 [edit]
cur ストリームの位置指示子の現在位置 [edit]

(typedef) [edit]
イベントの種類を規定します
(列挙) [edit]
コールバック関数の型
(typedef) [edit]