std::exp(std::valarray)
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| ヘッダ <valarray> で定義
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| template< class T > valarray<T> exp( const valarray<T>& va ); |
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va 内のそれぞれの要素について、その要素の値に等しい指数を e に乗じた値を計算します。
目次 |
[編集] 引数
| va | - | 操作を適用する値配列 |
[編集] 戻り値
e に va 内の値を乗じた値を格納する値配列。
[編集] ノート
計算を行うために非修飾名の関数 (exp) が使用されます。 そのような関数が利用可能でない場合は、実引数依存の名前探索により std::exp が使用されます。
関数は std::valarray と異なる戻り値の型を使用して実装することができます。 この場合、その置換型は以下の性質を持ちます。
- std::valarray のすべての const メンバ関数が提供されます。
- 置換型から std::valarray、 std::slice_array、 std::gslice_array、 std::mask_array および std::indirect_array が構築できます。
- const std::valarray& 型の引数を取るすべての関数 ( begin() と end() を除く) (C++11以上) は置換型も受理するべきです。
- const std::valarray& 型の引数を2つ取るすべての関数は const std::valarray& と置換型のすべての組み合わせを受理するべきです。
- 戻り値の型は最も深くネストした引数型より3段以上ネストしたテンプレートを追加しません。
[編集] 実装例
template< class T > valarray<T> exp( const valarray<T>& va ) { valarray<T> other = va; for (T &i : other) { i = exp(i); } return other; // proxy object may be returned } |
[編集] 例
この例はオイラーの等式 eiπ
= -1 および関連する指数をデモンストレーションします。
Run this code
#include <iostream> #include <complex> #include <valarray> int main() { const double pi = std::acos(-1); std::valarray<std::complex<double>> v = { {0, 0}, {0, pi/2}, {0, pi}, {0, 3*pi/2}, {0, 2*pi} }; std::valarray<std::complex<double>> v2 = std::exp(v); for(auto n : v2) { std::cout << std::showpos << std::fixed << n << '\n'; } }
出力:
(+1.000000,+0.000000) (+0.000000,+1.000000) (-1.000000,+0.000000) (-0.000000,-1.000000) (+1.000000,-0.000000)
[編集] 関連項目
| valarray の各要素に関数 std::log を適用します (関数テンプレート) | |
| (C++11)(C++11) |
e の x 乗 (ex) を計算します (関数) |
| e を底とする複素指数関数 (関数テンプレート) |
